ハープを聴いて触れた音楽会

0歳からのママと子どもの音楽会2017でハープの音色を楽しみました。
0歳からのママと子どもの音楽会2017・ハープ演奏

11月28日に第5回目の「0歳からのママと子どもの音楽会」を開催しました。

教室のお友だちやOBを含めて40組以上のママとお子様が参加。

2台の「ハープデュオ ファルファーレ」さん の本格的な演奏を楽しみました。

ハープの豊かで幻想的な音色と、演奏後に触らせていただいたハープの初めての感触。

お子様のこころに豊かな印象がまたひとつ加わりました!

 

ハープの豊かで幻想的な音色

2台のハープを並べると蝶が羽根を広げたように見えることから、デュオ名を「フルファーレ」(フランス語で蝶)とされました。
蝶が羽根を広げたような美しい2台のハープ

 

フルート、チェロ、バイオリンなど、クラシックの代表的な楽器の奏者をお迎えして開催してきた子どもとママのコンサート。

毎回、レッスン会場の「アートスペースHase」を主催されている作曲家加藤ユミコさんに企画いただいています。

今回は第5回目ということもあり、「ハープデュオ・ファルファーレ」さんをお迎えすることになりました。

2台のハープを並べるとまるで蝶々が羽を広げているように見えるところからデュオの名前をファルファーレ(=イタリア語で蝶々)と名づけ活動されています。

奏者のおふたりは、ともにプロのハープ奏者として活躍する松村多嘉代(姉)さんと衣里(妹)さんの実の姉妹。

開場に配置されたふたつのハープは本当に蝶々が羽を広げたようで、絵画を見ているようです。

レッスンを受講されているお友だちとお母様に加えて、以前通われていたお友だちも加わり、40組以上の親子にご参加いただきました。

 

ピアノとハープの演奏に合わせて、みんなで「アイアイ」などの童謡を楽しく歌いました。
ピアノとハープに合わせて童謡を歌いました

最初は、幼稚園児クラスのお友だちが、先生のピアノにあわせて、次の2曲歌いました。

  • おもちゃのチャチャチャ
  • キラキラ星

打楽器を使ったり、ハンドサインをしながら、みんなに披露しました。

最初は恥ずかしそうなお友だちもいましたが、練習の成果をしっかり出すことができました。

素敵でしたよ!!

 

いよいよ「ファルファーレ」さんの演奏です。

最初は、加藤ユミコさん編曲の童謡メドレーで3曲。

  • とんとんとんとんひげじいさん
  • 大きなくりの木の下で
  • アイアイ

3曲はリトミックでよく歌い、みんなが大好きな曲。

加藤ユミコさんのピアノとハープデュオ・ファルファーレさんの演にの合わせて、みんなで楽しく歌いました。

 

2台のハープによりクラシックの本格的演奏。 ラベルや現代音楽が演奏されました。
ハープ2台でラベル作曲「マ・メール・ロワ」を演奏

 

「子どもも大人と同じ音楽を楽しむことができる」と考えておられる「ファルファーレ」さん。

続いては、通常のコンサートで演奏されている本格的なプログラムです。

  • ラヴェル作曲:マ・メール・ロワ

「マ・メール・ロワ」は、英語で『マザーグース』という意味だそうです。

シャルル・ペローの童話集の世界を音楽で表現した曲で、バレエ音楽としても有名です。

童話の語りとハープによる柔らかな音色がいくつも重なる演奏で、物語の幻想的な世界に包まれました。

 

  • 辺見康孝作曲:鱗粉

「ファルファーレ」さんのために作曲された「鱗粉」。

現代的な響きで軽快に始まりました。

演奏中ですが、紙やテープをバッグから取り出して、ハープの弦にどんどんとめていきます。

あらっ‥

「ちょうちょ ちょうちょ 菜の葉にとまれ」

のメロディが聞こえてきました!

演奏を繰り返す中で、弦を次々にミュートさせて、童謡「ちょうちょ」のメロディが現れてくるという仕掛けは、まさに音楽のマジック。

自由な発想と遊び心を楽しみました。

 

ハープデュオ・ファルファーレの素敵な演奏のお礼に幼稚園のお友だちが花束をプレゼントしました。
幼稚園児クラスのお友だちが花束をプレゼント

 

最後に、幼稚園児クラスのお友だちからお二人に花束をプレゼント。

素敵な演奏をありがとうございました!!

 

ハープに触れて音を出しました

ハープに実際に触れて、音を鳴らす体験をさせていただきました
ひとりひとりハープに触って音を出してみました

 

演奏終了後のことです。

「ファルファーレ」さんから素敵なプレゼントがありました。

「ハープに触って音を出してくださいね!」

 

順番に並んで、ひとりずつハープに触ります。

指を滑らせて、弦を順番にはじいていきます。

太くてしっかりした弦ですね。

ファルファーレさんの説明をしっかり聞きます。

弦を強く押しながら指を滑らせると、やわらかなハープの音が出ました。

 

聴くだけでなく、実際に楽器を触って音を出すことで、印象が深まったことことと思います。

ハープを触って音を出すという、本当に貴重な体験をさせていただきました。

 

「聴き続ける」体験を重ねましょう

 

0歳から幼稚園児までみんなで、1時間のコンサートを体験しました。

幼稚園児のお友だちは、途中つらそうなときもありましたが、最後までひとりで椅子にすわって演奏を聴くことができました。

フィオーレ(2歳児)のお友だちは、お母様の膝の上で演奏を楽しみました。

音楽に反応して、思わず床に立って身体を動かしたお友だちもいました。

ステッラ(1歳児)やピッコロ(0歳児)のお友だちは、疲れたらお母様といっしょに会場の隅に行って気分転換をしました。

 

長時間、音楽を聴くのは、実は大人でも大変なこと。

でも、聴き続ける中で、楽器の素敵な音色だけでなく、構成された音楽のニュアンスや印象を深く味わうことができます。

「楽しいから聴き続ける」こともありますが、「聴き続ける」ことでより深く音楽を楽しむことができるのだと思います。

素敵なハープ演奏のおかげで、長い時間「聴き続ける」体験をすることができました。

 

「ファルファーレ」さん、素敵な演奏と時間を本当にありがとうございました!!