幼稚園児 紙すき体験のえほんづくり

幼稚園児クラスの文化・社会活動で紙すき体験を行い、絵本にしました。
紙すき体験の写真をハサミで切っています

7月は幼稚園児クラス恒例の紙漉き体験。

和紙を2枚製作しました。

製作した和紙でうちわを製作するとともに、ひとりひとりが取り組んでいる写真を貼って、紙すき体験のえほんを製作。

紙漉き体験をいろいろな活動に広げて、伝統文化の体験を深めました。

 

紙すき体験

幼稚園児クラスの紙すき体験で、お店の方が説明してくれるのを集中して聞いています。
説明に集中・本気モードです!
幼稚園児クラスの文化・社会活動で紙すき体験を行いました。
すけたを使って紙をすいています

オリジナル和紙・小物を製造販売する和紙倶楽部さん(油小路二条)で紙すき体験ができるので、いつも利用させてもらっています。

火曜、水曜、金曜クラスで、それぞれ2回に分けて行い、1時間で2枚の和紙をつくりました。

お店の方の説明をしっかり聞いてから開始。

すけたを使った紙すき、吸水、染料を使った色付けなど初めての体験に集中して取り組みます。

自分の好きなイメージで筆を動かし形になる色付けが特に楽しいようです。

先生やお店の方にサポートしてもらいながら、和紙を2枚作製しました。

 

うちわづくり

紙すき体験で製作した和紙でうちわを製作。和紙をうちわの形に切っています。
ハサミで和紙をうちわの形に切ります
幼稚園児クラスのうちわづくりで、うちわの骨にはけでのりを塗っています。
はけでうちわの骨にのりを塗ります

次の週のレッスンで、うちわづくりを行いました。

うちわの形に引かれた線を目印に、2枚の和紙をはさみで切って、のりでうちわの骨に貼ります。

  • ハサミを使って厚い紙を正確に切る
  • 刷毛を使ってのりづけをする
  • 和紙を正確に貼る

複雑な活動を集中して行うことができました。

年少のお友だち、はさみが上手に使えるようになってビックリです。

色、筆使い、にじみ方で味わいが出て、自分だけの素敵なうちわが完成しました。

 

えほんづくり

幼稚園児クラスで文化・社会活動として行った紙すき体験をえほんにまとめました
紙すき体験をえほんにまとめます
紙すき体験の絵本 紙すき・吸水を行っているページ
 えほん 紙すき・吸水のページ
紙すき体験のえほんの色付けと吸水のページです。
えほん 色付け・吸水のページ
紙すき体験のえほんの乾燥・完成のページ
えほん 乾燥・完成のページ

ひとりひとりの紙すき体験の様子を写真に撮っています。

工程ごとに写真をはって、自分だけの紙すき体験の絵本をつくりました。

  1. 紙すき すけたを使って和紙をすきます
  2. 吸水 専用の吸引機で和紙の水分を吸い取ります
  3. 色付け 筆を使って、顔料で和紙に色付けをします 
  4. 吸水 専用の吸引機で顔料の水分を吸い取ります
  5. 乾燥 すけたから和紙をとり、和紙乾燥機で乾燥させます
  6. 完成 素敵な自分だけのわしができました
  • 印刷されたシートから6枚の画像をハサミで切る
  • のりで貼る
  • 工程の名称(ひらがな)をなぞる

ひらがなをなぞる時間がなかったお友だちは、自宅で保護者様としていただくことにしました。

自分の写った画像が気に入ったようです。

みんな興味を持って楽しく絵本を製作。

思い出しながらつくることで貴重な体験を深めてもらいました。

 

年長児・小学生はランプ・ポーチの製作に挑戦

年長児は和紙を使ってポーチを製作 小学生は和紙を使ってポーチを製作しました。
和紙を使ったランプとポーチを製作!

年長のお友だちは、和紙を使ったシェードランプの製作に挑戦。

  • 和紙の両端に別の紙を貼って丈夫にする
  • 和紙を筒状に貼る
  • 和紙の上面に取っ手をつける
  • 底にLEDランプをつける

和紙の模様が内側のLEDに鮮やかに照らされて素敵なシェードランプができました。

 

小学生は難易度の高いポーチの製作に挑戦。

  • 和紙をポーチのサイズに切り、両面に透明フィルムを貼って丈夫にする
  • 合皮をのりしろを付けた形に切る
  • 両面テープを使って、和紙と合皮をファスナーでつなぐ
  • 両面テープを使って、和紙と合皮を袋にする

両面テープしか使っていませんが、しっかりしたポーチができました。

ペンケースや小物入れなど好みで使える自分だけのポーチに大満足でした。

 

 

はじめての体験は、興味を持って集中して取り組むことができます。

日本の伝統や文化にふれながら、うちわづくりや絵本づくりなど幅広い活動を興味を持って行うことで、

  • 社会・文化の活動
  • 日常生活の練習

 

を新鮮に行うことができました。

 

本物、リアルに出会うと、子供たちは集中して取り組んでくれます。

数多くの豊かな本物の体験ができる環境を提供していきたいと思います。