5月のレッスンが始まりました。
10連休が終わり、お友だちはご家族の皆さんと楽しく過ごされたことと思います。
5月5日の端午の節句にちなんで、教室には真鯉と五月人形をかざりました。
未就園児の母子分離コース(フィオーレ)と、親子コース(ステッラ)の友だちは、紙とシールで、鯉のぼりを製作。
シールの位置や色が違って楽しいですね。
みんな、上手に手を動かしながら、シールの色を選んで気に入った場所に貼り、素敵な鯉がたくさんできました。
母子分離コース ひとりで製作しました!
母子分離コース 自分で考えながら製作
次のように鯉のぼりを製作します。
- 鯉のぼりの形に切った色紙(赤、青)の先を折り、頭の白い部分を作る
- 頭の部分に白いシールを貼る
- 白いシールの中に小さな黒いシールを貼って目玉の完成
- 胴体部分に好きな色のシールを貼って、うろこの出来上がり
- 赤いこいのぼりと青い鯉のぼりをストローにテープで貼って完成
ひとりずつ、順番に作ります。
説明をすると、みんなしっかり聞いています。
紙を折る際に、折り目を指で押さえるときちんと折れます。
先生の指のあとについて、指で折り目をつけました。
白いシールの中央に黒いシールを貼りました。
そして、好きな色のシールを選んで、胴体に貼りました。
手の調整能力と空間の把握がしっかりできています。
いっしょにビニルテープを切って、赤と青のストローにつけて出来上がり。
みんな、上手にできました。
ハイ、チーズ!
誇らしそうに、鯉のぼりを掲げてくれました。
- 話を聞く
- 自分で行動する
- 工夫する/修正する
学ぶ基礎的な力が身についてきました。
素晴らしいです。
親子コース 楽しんで製作
親子コースは、お母様といっしょに製作です。
作り方を理解したお母様がお子様を上手に導いて作っていきます。
- なるべくお子様がやるように援助
- お子様が集中しない場合には待つ
見守り、援助する姿勢が定着してきました。
ついつい、お母様が何でもやってしまいがちですが、お子さまとの活動を積み重ねる中で、どういった接した方がいいのか、自然に体得されていきます。
みんなの作った鯉のぼりをボードに貼りました。
シールの色、貼る位置、数で、いろいろな鯉のぼりが集まりました。
目玉が胴体についている鯉のぼりもありますが、ユーモラスで可愛いですね。
製作中に、お子様が違う位置にシールを貼ろうとすると、
「ここに貼ってね。」
「そこに貼ると変でしょ。」
と、気を使うお母様もいらっしゃいます。
- 興味を持つ
- 意志を持って手を動かす
- できて楽しい
こういった感覚を味わっていただければ大丈夫です。
手の調整能力が発達するにつれて、自然に秩序だてて精密な活動をするようになります。
くらしを豊かにする年中行事
5月5日は、「端午の節句」と呼ばれる年中行事の日。
古くは、病気や災いを避けるために菖蒲(しょうぶ)を使った行事でした。
しょうぶが、尚武と読みかえると武士の精神を意味するところから男の子の行事に移り、鯉のぼりや5月人形が飾られるようになりました。
さらに、この日を「子どもの日」として祝日に決め、男の子だけでなく女の子もあわせて子どもが元気に成長したことをお祝いする日となりました。
鯉のぼりや5月人形を飾るご家庭は少ないのかもしれません。
教室のお友だちに本物を味わってもらおうと、伝統的な鯉のぼりと5月人形を飾りました。
鯉のぼりは音楽担当の谷先生、五月人形は私が、自宅から持ってきました。
教室が一気に懐かしく和のテイストになりますね。
さまざまな年中行事は、日本の文化や折々の季節が感じられます。
あらためて調べてみると、その背景や意義に驚かされます。
家族やまわりの人と年に一度、行事を行うことで共有体験を重ねます。
また、年齢に応じてその意義を味わうことで、さまざま気づきが得られ、生活が豊かになっていくのではないかと思います。
端午の節句にちなんで、しまっていた5月人形を久しぶりに出すことができました。
自分の子どもの小さかった頃の姿が教室のお友達に重なり、感慨もあらたです。
- すくすくと成長されたお友だち
- 愛情いっぱいに見守るお母様
心よりお祝いいたします。